俳句

1.略歴

  ・昭和60年 奈良県大和郡山市 「三の丸俳句会」入会

   その後 富山、神戸、大阪と転勤。職場俳句に傾注

  ・故山田散霰氏、故澤田土竜子氏、川端真一郎氏、現在は鎌倉博史氏より

「上手な句より よい句を作れ」との指導を受ける。

  ・平成6年 俳号「無患子」を故澤田土竜子より受ける

  ・現在「三の丸俳句同人」、俳句雑誌「三の丸」に毎月投句

 

2.自薦俳句

  (富山へ赴任)

     ・親竹と共に曲がりて今年竹

     ・凍空の電工二人息合ひて (職場俳句 最優秀賞受く)

     ・ダム造る男のロマン天高し(同上)

  (神戸へ赴任)

     ・鯊日和朝夕二便の岬線  

     ・灯台へ電線2本冬かもめ 

  (大阪へ赴任)

     ・汐入りの川夕映えて花筏 

     ・河内湖の名残りの蓮の芽立ちかな

  (関連会社へ出向)

     ・燕去り高原に風残りけり 

     ・遠足の声攻め登る天守閣 

     ・殉職者刻む石碑や梅雨のダム(黒部ダムにて)

  (定年後)

     ・栄転も左遷も昔緑立つ  

     ・露天湯へ時に黒潮夏の月 

     ・老鴬や穂高連峰雲絶えず 

     ・長城は天の衝立峪紅葉 (万里の長城にて)

 

3.俳句雑誌「三の丸」掲載句

  H21年

    (1月号) ・水軍の寄進の大絵馬神の留守      (2月号) ・石蕗の花北前船の着く湊

    (3月号) ・黙礼は永久の別れぞ寒牡丹       (4月号) ・炉火明りささらの音の夜更けまで

    (5月号) ・すれ違ふ舞妓の匂春の宵        (6月号) ・囀りの奥に国宝天守閣

    (7月号) ・島は春世阿弥ゆかりの能舞台      (8月号) ・牛蛙昼ほの暗き流刑小屋

    (9月号) ・赤いバラ中世騎士の白亜城       (10月号)・回廊を磨くも修業蝉時雨

           (スイス旅行時の一句)               (永平寺に行く)

    (11月号)・敦盛を語る能楽流れ星         (12月号)・豊の秋屋号で呼び合ふ隣組

           (生田神社の薪能)

  H22年

    (1月号) ・夕時雨産寧坂の石畳 

    (3月号) ・葉牡丹や昔栄えし八軒家(大阪 天満橋にて)  

          ・奥吉野寒灯二ついや三つ

    (5月号) ・釣舟の舳先に立てり卒業子(佐賀関にて)

    (7月号) ・春深し唐の西湖に手を浸し(中国 杭州にて)

    (9月号) ・墓洗ふ父母の亨年数えつつ(富山へ帰省時)

 

 

 

 

 

 

 

 

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